大分香りの森博物館 ( 大分香りの博物館 )
こんなことが許されるのか?-「大分香りの森博物館」売却
事業費44億、2億で売却 大分香りの森博物館
入場者の減少で休館となっていた大分県立「大分香りの森博物館」(大分市)の活用を検討していた同博物館審査会は19日、学校法人平松学園(同)に売却するべきだとの審査結果をまとめ、大分県の広瀬勝貞知事に報告した。
同博物館は総事業費約44億円だったが、平松学園の買い取り希望価格通り約2億円で売却される見通し。
同博物館は平松守彦前知事時代の1996年に「香り」を中心とした文化施設として開館。交通が不便なことなどから入場者の減少に歯止めがかからず、県の行財政改革プランで2004年10月から休館となっていた。
平松学園は平松前知事の義姉が経営する学校法人。今後、改修して宿泊施設を設置し、合宿やクラブ活動、公開講座などで利用するという。
(共同通信) - 8月19日
これが本当だとしたら、いやはや驚きである。役人の世界では損失42億円を出す取引をしても許されるんだね。もし普通の会社の取締役がこんな取引をすれば特別背任罪に問われるのではなかろうか?
大分県立「大分香りの森博物館」という施設は平松守彦前知事時代の1996年に44億円をかけて開館し、交通が不便なことなどから入場者の減少、県の行財政改革プランで2004年10月から休館となる。そして、「大分香りの森博物館」審査会という謎の組織が平松前知事の義姉が経営する学校法人「平松学園」へ2億円で売却すべきと報告したとのこと・・・・・・。
ふーむ、この事業を計画・推進した役人の責任は全く問われないのかね。無責任過ぎるよな~。また審査会ってどういうメンバーで構成されて、どういう根拠で2億円で売却と決定したのか、きちんと公表すべきであろう。こんなところで税金を無駄遣いされて、増税だなんて納得できないよ。また実質的に贈与取引なんだから税務署は贈与税とかきちんと徴収すべき。
大分香りの森博物館
平成8年7月7日、大分香りの森博物館が大分市野津原町を中心に広がる平成森林公園にオープンした。中世ヨーロッパの宮殿を思わせる建物の中では、貴重な展示品や文献等で香りの文化が学べるのをはじめ、香水づくりやハーブ料理など香りを体験し、楽しむことができる。まさに香りの殿堂となった。