プーチン大統領の演説の言葉の中に込めた

ゼレンスキー大統領が国際演説
令和4年3月23日
ロシアへの制裁継続要求
「日本はアジアで初めてロシアに圧力をかけた」
サリンなどの化学兵器の攻撃準備をしたと聞いた」
「更に核兵器を使った場合の世界の反応が話題」
 岸田総理大臣、衆参両院議長と
 ウクライナのコルンスキー駐在大使
 衆参両院議員約500名出席
 [衆院第一議員会館の国際会議室と多目的ホール]

令和4年3月23日
戦争当事者 ウクライナ大統領の国際演説

 

ロシアの侵攻理由
[ロシア側の主張]
ロシアの安全保障上の脅威除去
ウクライナにおける
非軍事化・非ナチス
ドネツク民共和国
ルハーンシク人民共和国
平和維持
(ロシア系住民虐殺防止)

 

2022年2月23日 (祝日「祖国防衛の日」)

プーチン大統領の演説

親愛なるロシア国民の皆さま 親愛なる友人の皆さま
今日は、ドンバス(ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州)
で起きている悲惨的な事態、そしてロシアの重要な安全保障問題に、
改めて立ち返る必要があると思う。
まずことし2月21日の演説で話したことから始めたい。
それは、私たちの特別な懸念や不安を呼び起こすのもの、
毎年着実に、西側諸国の無責任な政治家たちが、我が国に対し、
露骨に、無遠慮に作り出している、あの根源的な脅威のことだ。
つまり、NATOの東方拡大、その軍備がロシア国境へ接近していることについてである。

この30年間、私たちが粘り強く忍耐強く、ヨーロッパにおける
対等かつ不可分の安全保障の原則について、NATO主要諸国と合意を
形成しようと試みてきたことは、広く知られている。
私たちからの提案に対して、私たちが常に直面してきたことは、
令笑的な欺まんと嘘、もしくは圧力や恐喝の試みだつた。
その間、NATOは、私たちのあらゆる抗議や懸念にもかかわらず、
絶えず拡大している。軍事機構は動いてる。
繰り返すが、それはロシアの国境のすぐ近くまで迫ってる
なぜ、このようなことが起きているのか。
自分が優位であり、絶対的に正しく、なんでもしたい放題できるという、
その厚かましい態度はどこから来ているのか。
私たち国益や至極当然な要求に対する、無配慮かつ経蔑的な態度
どこから来ているのか。

 

 

答えは明白。すべては簡単で明瞭だ。
 1980年代末、ソビエト連邦は弱体化し、その後、完全に崩壊した
 当時起きたことの一連の流れは、今でも私たちにとってよい教訓となって
いる。それは、権力や遺志の麻痺というものが、完全なる退廃と忘却へ第一
歩であるということをはっきりと示した。
 当時、私たちはしばらく自信を喪失し、あっという間に世界のパワーバランス
 が崩れたのだ。これにより、従来の条約や協定には、事実上、効力がないと
いう事態ななった。説得や懇願ではどうにもならない。覇権、権力者が気に入
らないことは、古風で、時代遅れで、必要ないと言われる
 それと反対に、彼らが有益だと思うことはすべて、最後の審判の真実かのよ
うに持ち上げられ、
  どんな代償を払ってでも、粗暴に、あらゆる手を使って押しつけてくる。
    賛同しない者は、屈服させられる

 

 

私が今話してるのは、ロシアに限ったことではないし、懸念を感じている
のは私たちだけではない。これは国際関係のシステム全体、
  時にアメリカの同盟諸国にまでも関わってくるものだ。
 ソビエト連邦の崩壊後、事実上の世界の再分割が始まり、これまで培われて

きた国際法の規模が、そのうち最も重要で基本的なものは、第二次世界大戦
の結果採択され、その結果を定着させてきたものであるが、それが、みずから
を冷戦の勝者であると宣言した者たちにとって
 邪魔になるようになってきた

 もちろん、実務においても、国際関係において、また、それを規定するルール
においては、世界情勢やパワーバランスそのものの変化も考慮しなければな
らなかった。
 しかしそれは、プロフェッナルに、
  よどみなく、忍耐強く、そしてすべての国の国益を考慮し、尊重し、
    みずからの責任を理解したうえで実行すべきだった。

 

 

しかしそうはいかなかった。
 あったのは絶対的な優位性現代版制裁主義からくる陶酔状態であり、
さらに、一般教育のレベルの低さや、自分にとってだけ優位な解決策を準備し、
採択し、押しつけてきた者たちの高慢さが背景にあった。
 事態は違う方向へと展開し始めた。
 例を挙げるのに遠くさかのぼる必要はない。
まず、国連保安理事の承認なしに、ペオグラードに対する流血の軍事作戦を
行い、ヨーロッパの中心で戦闘機やミサイルを使った
(*)1999.5.7 NATO軍によるベオグラード(ユーゴ)爆撃。 セルピア支援の中国大使館誤爆

数週間にわたり、民間の都市や生活インフラを、絶え間なく爆撃した。
この事実を思い起こさなければならない。というのも、西側には、あの
出来事を思い出したがらない者たちがいるからだ。というもの、西側には、あの出来事
と、彼らは国際法の規範について指摘するのではなく、
 そのような必要性があると思われる状況だったのだと指摘したがる

 

 

その後、イラク、シビア、シリアの番が回ってきた。
 リビアに対して軍事を不法に使い、リビア問題に関する国連安保理
あらゆる決定を曲解した結果、国家は完全に破壊し、国際テロリズムの巨大な
温床生まれ、国は人道的大惨事にみまわれ、いまだに止まらない長年にわたる
内戦の沼にはまっててた。

 リビアだけでなく、この地域全体の数十万、数百万もの人々が陥った
悲劇は、北アフリカの中東からヨーロッパへ避難の大規模流出を引き起こした。

 シリアにもまた、同じような運命が用意されていた。

シリアにもまた、同じような運命が用意されいてた。

シリア政府の同意と国連安保理の承認が無いまま、この国で西側の連合が
行った軍事は、侵略、介入にほかならない。

 

 

 

ただ、中でも特別なものは、もちろん、
 これもまた何の法的根拠もなく行われたイラク侵攻だ
 その口実とされたのは、イラク大量破壊兵器が存在するという
 信頼性の高い情報をアメリカが持っているとされていることだった。
 それを公の場で証明するために、アメリカの国務長官かが、世界を前にして、
白い粉が入った試験管を振って見せ、
  これこそがイラクで開発されている化学兵器だと断言した。
後になって、それはすべて、デマであり、はったりであることが判明した。
  イラクに科学兵器など存在しなかったのだ。
信じがたい驚くべきことだが、事実は事実だ。
国家の上層部で、国連の壇上からも、嘘をついたのだ

 

 

その結果、大きな犠牲、破壊がもたらされ、
  テロリズムが一気に広がった。
世界で多くの地域で、西側が自分の秩序を打ち立てようとやってきたとこ
ろでは、ほとんどどこでも、結果として、
 流血の癒えない傷と、国際テロリズム
 過激主義の温床が残されたという印象がある。
私が話したことはすべて、最もひどい例のいくつかであり、
 国際法を軽視した例はこのかぎりではない。

 

 

MATOが1インチも東に拡大しないと我が国に約束した(*)こともそうだ。
 (*)1990年2月9日(会話記録)
ミハイル・ゴルバチョフ ソ連共産党中央委員会書記長
シェームズ・ベイカー アメリカ合衆国国務長官(H・W・ブッシュ大統領)
 川添恵子
 CEU(中央ヨロッパ大学ジョージ・ソロス(ハンガリー)設立)のアーカイブ
 文書119  P675-684 (中に)

繰り返すが、だまされたのだ。俗に言う「見捨てられた」ということだ
  確かに、政治とは汚れたものだとよく言われる。
   そうかもしれないが、ここまでではない。
   ここまで汚くはない

 

 

 

これだけのいかさま行為は、国際関係の原則に反するだけでなく、何よりも
まず、一般的に認められている道徳と倫理の規範に反するものだ。
 正義と真実はどこにあるのだ?
 あるのは嘘と偽善だけだ

因みに、アメリカの政治家、政治学者、ジャーナリストたち自身
  ここ数年で、アメリカ国内で
 真の「うその帝国」ができあずっていると伝え、語ってる。
 これに同意しないわけにはいかない。
  まさにそのとおりだ。

 

 

しかし謙遜する必要はない。アメリカは依然として偉大な国であり、
システムを作り出す大国だ。その衛星国はすべて、おとなしく従順に言うことを聞き
どんなことにでも同調するだけでなない。それどころか行動をまねし、提示
されたルールを熱狂的に受け入れてもいる。だから、アメリカが自分のイメージ
どおりに形成した、いわゆる西側陣営全体が、まさに「うその帝国」であると、

確信を持って言えるのには、それなりの理由があるのだ

我が国について言えば、ソビエト連邦破壊後、新生ロシアが千例のないほど
胸襟を開き、アメリカや他の西側諸国と誠実に向き合う用意があることを
示したにもかかわらず、事実上一方的に軍縮を進めるという条件のもと、彼らは

我々を最後の一滴まで搾り盗り、とどめを刺し、完全には破滅させようとした。

まさに90年代、2000年代初頭がそうで、いわゆる集団的西側諸国が最も
積極的にロシア南部の分離主義者な傭兵集団を支援していた時だ。

 

 

彼らは、ロシアにとって極めて重要なこの問題について私たちと合意する必要が
あるとは考えていない。自国の目標を追い求め、私たちの国益を無視し
ている。そしてもちろん、こうした状況下では、私たちは疑問を抱くことになる。
「今後どうするべきか。何が起きるだろうか」
私たちは、1940年から1941年初頭にかけて、ソビエト連邦がなんとか戦争
を止めようとしていたこと、少なくとも戦争が始まるのを遅らせようとしてい
たことを歴史的によく知っている。そのために、文字どおりギリギリまで潜在
的な侵略者を挑発しないよう努め、避けられない攻撃を撃退するための準備
に必要な、最も必須で明白な行動を実行に移さない、あるいは先延ばしにした。
最後の最後で講じた措置は、すでに破壊的なまでに時宜を逸らしたものだった。
その結果、1941年6月22日、宣戦布告なしに我が国を攻撃したナチス・ドイツ
の侵攻に、十分対応する準備ができていなかった。敵をくい止め、その後潰す
ことはできたが、その代償はとてつもなく大きかった。

 

 

大祖国戦争を前に、侵略者に取り入ろうとしたことは、国民に大きな犠牲を
強いる過ちであった。最初の数か月の戦争で、
 私たちは、戦略的に重要な広大な領土と数百万人の人々を失った
 私たちは同じ失敗を2度は繰り返さないし、その権利もない
世界覇権を求める者たちは、公然と、平然と、そしてここを強調したいのだが、
 何の根拠もなく、私たちロシアを敵国と呼ぶ
確かに彼らは現在、金融、科学技術、軍事において大きな力を有している。
それを私たちは知っているし、経済分野において常に私たちに対して向けられている
脅威を客観的に評価している。そとてまた、こうした厚かましい恒
久的な恐喝に抵抗する自国の力についても。繰り返すが、私たちはそうしたことを、
幻想を抱くことなく、極めて現実的に見ている。軍事分野に関しては、
現代のロシアは、ソビエトが破壊し、その国力の大半を失った後の今でも
 世界で最大の核保有国の1つだ

 

 

そとてさらに、最新兵器においても一定の優位性を有している。
この点、我が国への直接攻撃は、どんな潜在的な侵略者に対しても、
 破壊と悲惨な結果をもたらすであろうことに、疑いの余地はない。
 また、防衛技術などのテクノロジーは急速に変化している。この分野における
主導権は、今もこれからも、目まぐるしく変わっていくだろう。しかし、
私たちの国境に隣接する地域での軍事開発を許すならば、それは何十年も先まで、
もしかしたら永遠に続くことになるかもしれないし、ロシアにとって増大し
続ける、絶対に受け入れられない脅威を作り出すことになるだろう。すでに今、
NATOが東に拡大するにつれ、我が国にとって状況は年を追うごとにどんどん
悪化し、危険になってきている。
 しかし、ここ数日、NATOの指導部は、みずからの軍備の
 ロシア国境への接近を加速させ促進する必要があると明言している。
   言いかえれば、彼らは軍備を強硬化している。

 

 

今起きていることをただ傍観し続けることは、私たちにはもはやできない。
 私たちからすれば、それは全くの無責任な話だ。
NATOが軍備をさらに拡大し、ウクライナの領域を軍事的に開発し始めることは、
 私たちにとって受け入れがたいことだ。
 もちろん、問題はNATOの組織自体にあるのではない。それはアメリカの対外
 政策の道具にすぎない。問題なのは、私たちと隣接する土地に、言っておく
が、それは私たちの歴史的領土だ、そこに、私たちに敵対的な「反ロシア」が作
られようとしていることだ。それは、完全に外からのコントロール下に置かれ、
NATO諸国の軍によって強化され、最新の武器が次々と補給されている。
 アメリカとその同盟諸国にとって、これはいわゆるロシア封じ込め政策であり、
 明らかな地政学的配当だ。
 一方、我が国にとっては、それは結局のところ、生死を分ける問題であり、
  民族としての歴史的な未来に関わる問題である。

 

 

  誇張しているわけではなく、実際にそうなのだ
 これは、私たちの国益に対してでなく、我が国家の存在、主権そのものに
対する現実の脅威だ。それこそ、何度も言ってきた、レッドラインなのだ。
  彼らは今度それを超えた。そんな中、ドンバスの情勢がある。
 2014年にウクライナでクーデター起こしだ勢力が権力を乗っ取り
お飾り選挙手続きによってその権力を維持し、紛争の平和的解決を完全に拒否
したのを、私たちは目にした
 8年間、終わりの見えない長い8年もの間、私たちは、事態が平和的、政治的
手段によって解決されるよう、あらゆる手を尽くしてきた
  すべては徒労に帰した
先の演説でもすでに述べたように、現地で起きていることを同情の念なくして
 見ることはできない。今やもう、そんなことは到底無理だ。

 

 

この悪夢を、ロシアしか頼る先はなく、私たちにしか希望を託すことのできない
 数百人の住民に対するジェノサイド、これを直ちに止める必要があったのだ。
 まさに人々のそうした願望、感情、痛みが、ドンバスの人民共和国を承認いる
 決定を下す主要な動機となった
さらに強調しておくべきことがある。
 NATO主要諸国は、みずからの目的を達成するために、
ウクライナの極右民族主義者やネオナチをあらゆる面で支援している。
 彼らは(訳注:民族主義者ら)、クリミアとセバストポリの住民が、自由な選択と
 してロシアとの再統合を選んだことを決して許さないだろう

 当然、彼らはクリミアに潜り込むだろう。
 それこそドンバスと同じように。
 戦争を仕掛け、殺すために。

 

 

大祖国戦争の際ヒトラーの片棒を担いだウクライナ民族主義一味
の虐殺者たちが、無防備な人々を殺したのと同じように。彼らは
 公然とロシアの他の数々の領土も狙っている言っている
全体的な状況の流れや、入ってくる情報の分析の結果が示しているのは
  ロシアとこうした勢力との衝突が不可避だということだ
 それはもう時間の問題だ。
 彼らは準備を整え、タイミングをうかがつてる。
 今やさらに核兵器保有までも求めてない
そんなことは絶対に許さない

 

 

前にも述べたとおり、ソビエト連邦の崩壊後
  新たな地政学的現実を受け入れ
 私たちは、旧ソビエトの空間に新たに誕生したすべての国々を尊重しているし、
 また今後もそのようにふるまうだろう。それらの(訳注:旧ソビエト諸国の)主権を
尊重しているし、今後も尊重していく、その例として挙げられるのが、悲劇的な事態、
国家としての一体性への挑戦に直面したカザフスタンに対して、私たちが行った支援
だ。しかしロシアは、今のウクライナから常に脅威が発せられる中では、安全だと
感じることはできないし、発展することも、存在することもできない
 2000年-2005年にかけ、私たちはコーカサス地方のテロリストたちに反撃
を加え自国の一体性を守り抜き、ロシアを守ったことを思いだしてほしい
 20014年には、クリミアとセバストポリの住民を支援した。(大虐殺事件(アゾフ軍隊))
 2015年、シリアからロシアにテロリストが入り込んでくるのを確実に防ぐため、軍を使った
それ以外、私たちはみずからを守るすべがなかった。。

 

 

   今もそれと同じことが起こっている
今日、これから使わざるをおない方法の他に、ロシアを、そしてロシアの人々を
 守る方法は、私たちには1つも残されていない。
   この状況下で、断固とした素早い行動が求められている。
 ドンバスの人民共和国はロシアに助けを求めてきた。
これを受け、国連憲章7章51条と、ロシア安全保障会議の承認に基づき、
また、本年2月22日に連邦議会が批准した、ドネツク民共国とルガンスク
民共和国との友好および協力に関わる条約を履行するため、
 特別な軍事作戦を実施する決定を下した
  その目的は、8年間、ウクライナ政府によって虐げられ、ジェノサイドにさらされて
 きた人々を保護することだ。
そしてそのために、私たちはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指していく。
また、ロシア国民を含む民間人に対して、
 数多くの血生臭い犯罪を犯してきた者たちを裁判にかけるるつもりだ。。

 

 

ただ、私たちの計画にウクライナ領土の占領は入ってない。。
 私たちは誰のことも力で押さえるつもりはない
同時に、ソビエト全体主義政権が署名した文書は、それは第二次世界大戦
の結果を明記したものだが、履行すべきではないという声を、最近、
西側諸国から聞くことが多くなっている。

さて、それにどう答えるべきだろうか。

 第二次世界大戦の結果は、ナチズムに対する勝利の祭壇に、我が国民が
捧げた犠牲と同じように、神聖なものだ。
 しかしそれは、戦後数十年の現実に基づいた、人権と自由という崇高な価値観と
矛盾するものではないまだ、国連憲章第1条に明記されている民族
自決の権利を取り消すものでもない

 

 

 ソビエト連邦が誕生した時も、第二次世界大戦も、今のウクライナの領土
に住んでいた人々に、どのような生活を送っていきたいかと聞いた人など
1人もいなかったことを思い出してほしい。私たち政治の根低にあるのは、
自由、つまり、誰もが自分と自分の子どもたちの未来を自分で決めることの
できる選択の自由だ。そして、今のウクライナの領土に住むすべての人々、
希望するすべての人々が、この権利、つまり、選択の権利を行使できるように
することが重要であると私たちは考えている。
  これに関しウクライナの人々にも言いたい。
 2014年、ロシアは、あなた方自身が「ナチス」と呼ぶ者たちから、
  クリミアとセパストポリの住民を守らなければならなかった
 クリミアとセパストポリの住民は、自分たちの歴史的な祖国であるロシアと
一緒になることを、自分たちで選択した。そして私たちはそれを支持した。
  繰り返すが、そのほかに道はなかった

 

 

現在起きていることは、ウクライナ国家やウクライナ人の利益を侵害したい
という思いによるものではない。それは、ウクライナを人質にとり、我が国と
我が国民に対し利用しようとしている者たちから、ロシア自身を守るためなのだ
 繰り返すが、私たちの行動は、我々に対して作り上げられた脅威、今起きて
いることよりも大きな災難に対する、自己防衛である、どんなにつらくとも、
これだけは分かってほしい。そして協力を呼びかけたい。
 できるだけ早くこの悲劇のページをめくり、一緒に前に進むために
 私たちの問題、私たちの関係を誰にも千渉させることなく、自分たちで作り
上げ、それによって、あらゆる問題を克服するために必要な条件を生み出し、
国境が存在するとしても、私たちが1つとなって内側から強くなれるように。
  私は、まさにそれが私たちの未来であると信じている。。
 ウクライナ軍の軍人たちにも呼びかけなければならない

 

 

親愛なる同士の皆さまへ。。
 あなたたちの父、祖父、曾祖父は、今のネオナチがウクライナで権力を掌握す
るためにナチと戦ったのではないし、私たち共通の祖国を守ったのでもない。
 あなた方が忠誠を誓ったのは、ウクライナ国民に対してであり、ウクライナ
 略奪し国民を虐げている反人民的な集団に対してではない。
その(注釈:反人民的な政権の)犯罪的な命令に従わなでください。
直ちに武器を置き、家に帰るよう、あなた方に呼びかける。
はっきりさせておく。
この要求に応じるウクライナ軍の軍人はすべて、支障なく戦場を離れ、家族
の元へ帰ることができる
 もう一度、重ねて強調しておく。
起こりうる流血のすべての責任は、全面的に、完全に、
ウクライナの領土を統治する政権の良心にかかっている。。

 

 

 

さて、今起きている事態に外から干渉したい思いに駆られているかも
しれない者たちに対し、言っておきたい大変重要なことがある。
 私たちに干渉しようとする者は誰でも、
 してや我が国と国民に対して脅威を作り出そうとする者は、
   知っておくべきことだ
   ロシアは直ちに対応し、
   あなた方を、
 歴史上直面したことのないような事態に陥らせる
   だろうということを。

私たちは、あらゆる事態の展開に対する準備ができている。
 そのために必要な決定はすべて下されている。
  私の言葉が届くことを願う。

 

 

親愛なるロシア国民の皆さん
国家や国民全体の幸福、存在そのもの、
 その成功と存続は、常に、文化、価値観、祖先の功績
と伝統といった強力で根幹的なシステムを起源とする
ものだ。そしてもちろん、絶えず変化する生活環境に
 素早く順応する能力や、社会的の団結力、前へ進むために
力を1つに集結する用意ができているかどうがに直接
依存するものだ。
  力は常に必要だ。どんな時も

 

 

しかし力と言っても色々な性質のものがある。
冒頭で述べた「うその帝国」の政治の根底にあるのは、
  何よりもまず、強引で直接的な力だ。
そんな時、ロシアではこう言う。
  「力があるなら知性は必要ない」
私たち皆、真の力とは、私たちの側にある正義と真実にこそあるの
  だということを知っている。もしそうだとしたら、
 まさにおよび戦う意欲こそが独立と主権の基礎であり、
その上にこそ私たちの未来、私たちの家、家族、祖国をしっかりと作り上げ
ていくことができる。
 このことに同意しないわれにはいかない。

 

 

親愛なる同胞の皆さん
 自国に献身的なロシア軍の兵士および士官は、プロフェッショナルに勇敢に
自らの義務を果たすだろうと確信している。
 あらゆるレベルの政府、経済や金融システムや社会分野の安定に携わる
 専門家、企業のトップ、ロシア財界全体が、足並みをそろえ効果的に動くであろう
ことに疑いの念はない。
 すべての議会政党、社会勢力が団結し愛国的な立場をとることを期待する
結局のところ、歴史上常にそうであったように、ロシアの運命は、多民族か
らなる我が国民の信頼できる手に委ねられている
 それはつまり、下された決定が実行され、設定された目標が達成され、
  我が祖国の安全がしっかりと保障されるということだ
 あなたたちからの支持と、祖国愛がもたらす無敵の力を信じている。。